のちに文豪になる女です。

無駄だ!ここは元から楽しい地獄だ

 結局、私の人生のクソさは自分の思考・選択・行動のせいです。

 

 特に高校生の時から新卒1年目までが自分の悪い姿勢のピークだった。投げやりと妥協、「探す」という姿勢がまるでなかった時代のこと。

 

 その時期は、私の心には良くない諦めがあった。家庭環境のせいだろうか。それとも、もともと生まれ持った性質だろうか。他人に気を遣ったり、世間の目を気にして、欲しいものを欲しいと言うことができなかった。

 

 家族にも友人にも建前しか話さず、誤魔化し続けた結果、自分の道を行くという退路が無くなる。

 

 苛立ちに身を任せて、「どうでもいい」という言葉を何回言っただろう。「どうでもいい」なんてまったくの嘘なのに。あんなに怒っていたのは、自分のせいだと分かっていたからだ。

 

 自分の人生がクソすぎてほとほと呆れてしまって、私が決めたシンプルな方針は「こだわる」ことだ。

 

 服を買うにしても、仕事を決めるにしても、パートナーを探すにしても、徹底的にこだわる。

 

 現実や社会は甘くない。本当に笑ってしまうくらいグロテスクだ。第一希望だけを選んで進んでいけるわけではない。

 

 ところで今は第○希望の人生ですか。そうだとしても、それを選んだ理由をまっすぐに話せますか。今は笑えますか、笑えませんか?

 

 結局何を選んだところで不安や悩みに襲われる。選ぶ前には想像もできなかった、新しい苦悩がやってくる。

その苦悩を最小限にするための努力ができますか。

 

 掴めはせずとも手を伸ばせよ、お前は。私はもう二度と他力本願な生き方をしたくない。