のちに文豪になる女です。

ド・乱文

 5時40分に起きて、バスの定期券を作りに行った。余裕を持って着いたから、駅の南口のベンチに腰掛けた。夏の日差し。洋楽『夏!!!!!プレイリスト』を聴くともう爽やかな気分になる。

 

(通勤中のバス車内で)

 

 私が今幸せでない理由は、金がないからだろうか。4月の給料に余剰が出ていないから?それは真実なのだろうか?それなら、私は金があったらやりたいことを全て叶えられるのだろうか?

 

 少し、違う気がしている。なぜかというと、一つの可能性が消せないからだ。

 

(お前は、金があっても、結局何もできないのではないか?)

 

 金は命に等しい。労働と生活に追われていれば、やさしい気持ちなど何処かに消え失せる。だから金は暮らしの土台である。人生の基盤である。絶対にそうだ。

 

 愛か金か?という2択で、私は金をとるだろう。愛のために、私は金をとる。

 

 しかし、自分の手元にある金のことは、もう気にしない方がいい。金勘定ばかりしていると心が荒む。私のような小娘の給料など高が知れている。おまけに預金残高を眺めていたって数字はちっとも大きくならない。

 

 なら、私はどうするべきだろうか。労働と生活を軌道に乗せることだけを考えろ。リズムとして刻め。考えるな。考えるな。リズムとして刻め!

 

 もう金は使わん。金がなくてもできることをやれ。自分の良さはなんだろう。強みは??いつかこの答えを見つけられる日は来るのだろう。決まってしまったことは仕方ない。もう全力で楽しめ。値段に惑わされるな。目を瞑って考えろ。私が欲しいものは何かと。想像しろ。想像して目の前に現せ。物を買った後に感じる虚しさはそのせいだ。私らしさなど3年前から見失っている。なんでもありだ。今は数だ。数を打て!片っ端からやってみろ!わずかに、愛せるものも増えてきただろう。焦るな。

 

 できるか、できないかなんて問題ではない。有能か、無能かなんて問題ではない。無能だとしても、このままの私で生きていかなければならない。どうしようもない言葉を浴びせる他人など捨ておけ。

 

 「は???じゃあ産まれ直せばいいですか???・・・馬鹿みたいなこと言わないでくださいよ。もっと建設的なアドバイスを下さい。」

 

 無理して答えを出す必要などないような気がする。「分からない」ということが答えでもいいのだろう。「分からない」という答えを、相手の目を見て、真っ直ぐに伝えられますか。

 

 この社会で、自分の居場所を探す姿勢があるか?そのために沢山考えていますか。見つけるまで諦めない?妥協はしないですか?

 

 欲望が人間を人間たらしめる。私はひとりでは立てないです。でも誰かに支えてもらったり、誰かに甘えられたら、なんとか一人で立てると思う。間違いない。私はひとりでは生きていけないわ。

 

 今の状況で笑えるか笑えないか。その一点にこだわってしまう。笑うことに意味があるのか?・・・そうして『意味』ばかり考えて、私の精神は路頭に迷う。もっとシンプルに考えたい。私が笑いたいのかどうか、私はどうしたいのか。そんな至って単純明快な指針を。